その他
2011年12月31日
2011年12月25日
街はなんだか盛り上がっていて
ケーキやら オードブルやら チキンやらを買いに来ている人で
銀座は大賑わい。
そんな人たちをしり目に、楽茶碗の作陶会に参加してきた。
手ひねりでの作陶は経験があるけど 楽茶碗は初めて。
・・・そもそも 楽茶碗なんて出来るのか?素人に・・・
会場は 銀座の小さな割烹料理店の上階。
和室には炉が切ってあって、ここでお茶のお稽古もしているんだそう。
私の通うお稽古場とは目と鼻の先である。
さて、楽茶碗。
もうすでに型があって、そこから削って形を作っていくという方法。
慣れている方は、ご自分で型をお作りになるのだそうだけど
私は初めてなので・・・
手回しのろくろの上にまず 茶碗を伏せて置き、
ろくろを回して茶碗の中心を探すのだが これが難しい・・・
中心が決まったら 高台を作っていく。
もちろん、削り出していくのだ。
初めて、というのは私だけ。
みなさん 手慣れた様子で削っていく。
ひゃーーー!削りすぎると穴があいちゃう・・・。
おそるおそるの作業。
それでもなんとか 自分のイメージしたものに近い形を
とることができた。
で、内側も削っていくのだけど
もお これが怖くって。
薄く、軽くしなくちゃいけないのに なかなか出来ないよぉー。
先生のお茶碗は驚くべき軽さなのに比べ、
私のお茶碗は「お茶入れたら 重くて持ち上がらないんじゃない?」って感じ。
結局先生に削っていただいちゃった(えへ)
でも ものすごく無心に、真摯にお茶碗に向き合って作った、と思う。
他の方は「光悦のあの茶碗の感じ」とか
「細川さんの あんなお茶碗の感じ」とか 明確なイメージのもとに
お作りになっていて すごい!
でも「なんちゃって」ながらも 楽茶碗の工程をたどることで
とっても勉強になった。
楽を見るときには これまでと違ったポイントで鑑賞できそう。
完成は年明け。
楽しみだ。
(今回はまったく余裕がなかったので 写真も撮れなかった・・・)