2009年05月17日

ここのところ 能狂言鑑賞から足が遠のいていたハズが
珍しく「行きたい!」というので
久しぶりに国立能楽堂へ。

今日は 大蔵流山本家の別会である。

演目は
「花子」
「樋の酒」
「那須」(語)
「貝尽くし」(小舞)
「神楽」(素囃子)
「獅子婿」

である。

「花子」も「獅子婿」も大曲だし、語りの「那須」も重い曲なので
この演目が一度に見られるというのはそうそうない。

茂山家の公演の時とは客層も違っていてだいぶ場内も落ち着いた雰囲気。
ロビーもいやに静かだなーと思っていたら
いわゆる「物販」をしていないからだと気がつく。
・・・このほうが 能楽堂らしいかも。

独特のせりふ回しではあるものの、謡や舞が入る大曲では
山本家の方が「キリッ」としている感じ。
武家の式楽として続いてきた狂言だというのもうなづける。
特に「獅子婿」は圧巻。
もういちど見てみたいなぁ。

たっぷり4時間、狂言を堪能。
年齢を重ねた身には 山本家のほうがしっくり来るような気がしてきた。



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