2006年10月07日

昨年は 後半で雨が降りちょっと悲しい気持ちになったのだが
今年は朝からとても良いお天気。

縁切寺としても有名な、北鎌倉の東慶寺さんで行われるお茶会に行ってきた。

お茶会は勿論なのだが 最後に本堂で藤村志保さんが
「源氏物語」の朗読をされる。
虫の声、笛の音、そして藤村さんのしっとりした声がとても素敵なのだ。
お茶などやったこともない私だが 午前中着付講座をし
受講生の方とそのまま参加。
通常の拝観では立ち入ることのできないお茶室などに入れるのも
楽しみのひとつ。
「大寄せだから カジュアルなのよ」と伊勢半の若女将はおっしゃるけれど
一応 お懐紙、楊枝、お扇子は用意。
着物も好きな紬ではなく 飛び柄の小紋で・・・と少しお澄ましで(笑)

お茶室でのお点前、立礼でのお点前、そしてお食事と
けっこうな人数なので待ち時間もあるのだが
虫の声を聞きながら そして他の参加者の方とお着物の話などをして
楽しく過ごした。
ただ正座に慣れていないので たまにピンチになったけど。
周りにも同志がいたのでちょっと安心(笑)
(あまりパチパチ撮れる雰囲気でもなかったので画像はなし)

藤村さんの朗読が始まる頃には月がぽっかり顔を出し、
本堂前の池に映ってそれはそれは見事だった。
周りが暗いせいもあるのだが「月の光ってこんなに強くて明るいのか」と
びっくり。
ネオンのない世界というのも良いものだ・・・。
たまには家でも電気を消して、と思ったが
周りが明るいと駄目なんだよねー。残念。


at 23:06│コメント(0)着物 

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